「両名とも、心して力の限りを尽くすよう。
今日から北京一の勇者の名が変わるかもしれぬのだからな」
壇上から梁中書の意を受けた李成が令を下すと、合図の銅鑼が一打ちされ、
試合場の両端から二頭の馬が飛び出していく。
「いざっ」
日はもうだいぶ傾き、濃さを増した陽光が、
索超の大斧の上を黄金の漣となって走り過ぎた。